2024.1.6
今日は党員のお友達に誘われて映画鑑賞。
〇月〇日、区長になる女。
という、杉並区の岸本区長を追ったドキュメンタリー映画だったんですが、杉並区で起こっていた問題が、内容は違うけど、志木市で今まさに問題となっている小中一貫教育のことと重なって、かなり感情移入して観ていました。
杉並区でも志木市と同じく、行政主導で、なるべく区民にバレないように再開発、道路拡張、区立施設の再編整備計画が進められていました。自分の家がなくなる、思い出の場所がなくなってしまう、当事者になって初めて気付いた現実に泣き寝入りすることなく、住民運動を起こし、区長候補者を擁立して選挙を戦い、187票差という僅差で勝ち取った岸本さんと杉並の住民の皆さんの姿に本当に感動しました。
民主主義の希望を、この映画は見せてくれます。
上映後、この映画の監督、ペヤンヌマキさんと、ゲストの能條桃子さんによるトークショーがあり、主権教育の大切さを改めて感じるお話が聞けて、大変有意義な時間を過ごしました。ちゃっかり、パンフレットに監督のサインも頂き大満足。
その後のお友達3人での食事兼感想会も時間を忘れて盛り上がりました。
作中に「ミュニシパリズム」という言葉が出てきます。
意味は、地方自治体を意味する「ミュニシパリティ」に由来し、政治参加を選挙による間接民主主義に限定せずに、地域に根付いた自治的な民主主義や合意形成を重視するという考え方や取り組みのこと。住民自治とも呼べる新しい社会のあり方です。
これを体現してくれた杉並区民を心から尊敬します。
志木市でも
「ミュニシパリズム」
実現できたらいいな。
後日談
1月10日にポリタスTVというYouTubeの番組で
「〇月〇日、区長になる女」に見る杉並区の市民運動を聞く
というタイトルで、映画にも登場していた小関さんと東本さんの話を聞くトーク番組が放送され、その中でも印象深かったことは、1962年に小沢清子さんという方が、杉並母親しんぶんで書いていた「私たちの手で区長を」という記事。
これを60年後の2022年に実現させた杉並の市民。
映画でも出てきた「選挙は続くよどこまでも」の言葉通り、60年も戦い続けて今も戦い続けている市民。
本当にかっこいいです。
このYouTube番組の無料期間は一週間のため1月17日までしか視聴できません。
それ以降はアーカイブ会員になれば視聴できます。
両方観ると、より楽しめます。