2024.1.14
子どもを大切にしないまちに未来はない!
~公共施設・学校再編政策の問題点と運動の課題~
というタイトルで、埼玉自治体問題研究所の渡辺繁博先生に講演を行っていただきました。
講演の前に思っていたことは、香川市長や教育委員会はどういうビジョンがあって、この時代錯誤で矛盾だらけの政策を進めようとしているのか?ということでした。
現状、志木市でどんなことが行われようとしているのか。
小中一貫教育を進めていく中で一番問題となっていることは、志木2小、2中、4小と横並びの学校があり、3つ並んでいるなら4小をひとつなくして、2小と2中、ふたつの校舎を使い、ひとつの義務教育学校してしまおうという、とても乱暴な計画です。
ひとつの学校になるから校長は一人、教職員も一つ、小学生はひとつの学校に押し込み、「ひとつの学校」という形式にこだわり数億円は掛かるであろう渡り廊下を作り小学校と中学校をつなぐ。ここにあげたことだけでも、子どもたち、教職員の方々の負担が大きくなることは明白だし、渡り廊下の建設には私たちの税金が使われます。耐震の観点から見ても、桁がひとつ増えることも考えられます。
さらに、他の学区は現状のまま小中一貫教育のみ推進する方針ということで、この2中学区と他の学区とで教育の平等が損なわれ、教育格差が生まれることも懸念されます。
そして、この様々な問題点が、ほとんど市民に知らされることもなく行われようとしています。
署名活動をしていると、「初めて聞いた」という人も珍しくありません。
志木市小中一貫教育を考える会のほうで、中村さんがYouTubeに
「義務教育学校ホントの話」
という動画をあげてくれています。ぜひ、この動画を観て、志木市でどんなことが行われているのか?どんな問題があるのか?を共有していただきたいです。
渡辺先生の講義の中で「公共施設マネジメント戦略」という言葉が出てきます。
ざっくりいうと、住民が減ったら公共施設の面積も減らしたほうがコスパいいよね。ってことです。そのためには学校をなくすことが手っ取り早いと話されていました。
志木市でも、平成27年に、志木市公共施設等マネジメント戦略を策定していることから、今回の義務教育学校も、このマネジメント戦略の一貫ではないだろうか。という見解でした。
しかし、配布された資料によると、志木市の一人当たりの公共施設面積は埼玉県下40市の中で31位という低さで十分に狭いんです。
志木市の人口推移は当面は変わらないと言います。少子化が進むと言って強引に推し進めるのではなく、住民の声を聞いて、少し立ち止まって考えてみたらどうだろうか。
ところが、これに対して市は「もう決定した、変更はない」の一点張り。
市民の声を聞かない行政、市長、市議会議員(共産党の議員一人だけ反対している)に存在意義はあるのか?選挙のときだけ市民の声を聞いても意味がありません。
で、最初の疑問に戻るんですが、ここからは完全に私的妄想です。
香川市長は岸田総理と同じく、ただ市長になりたかった人で、自分の理想も思想もなく、国が言うから、産業界が言うから、というかんじで、とにかく言うことを聞いていれば自分の立場は安泰なんだから、そちらの方だけ見ていればいい。市民は二の次。
なんでしょうかね?
公共施設の面積減らしました!
学校を減らしました!
僕って有能ですよね!
って、国にしっぽ振って喜んでるの本当に気持ち悪いですよ。
少し脱線しましたが、最後に質問で今後の活動について話されていたんですが、活動の見える化が大事だと。例として、これの前のブログに書いた、杉並区長のことを話されていて、改めて、住民運動の大切さを感じました。
今後もいろんな活動を通して学んでいきたいですね。
今後の予定
1月21日 14時~ さよなら原発
1月21日 16時~ 能登半島地震災害支援募金
どちらも、志木 マルイ前で行います。